これ、ブログか?

うんうん、それもまたブロカツだね

そうだ、日本刀買おう

経緯

テスタメント・シュピーゲル(1)を読んでいたのです。 その劇中で敵性機体をスッパスパ日本刀で斬る描写があったんですが、それがもう脳汁ドバドバの気持ちよさでして。

と、ここで終わると通報されそうなのでもう少し補足すると、元々日本刀が好き、というか脳内のイメージで一番よく出てくるモノだったんです。私が具現化系なら間違いなく日本刀を選んでいた程度には。

自分にとって「強さ」の象徴であり、「弱さを捨て去るための手段」であり日に一度はイメージの中で斬り捨てている気がします。自分を。自分しか斬ってません、大丈夫です。大丈夫です。

そのくらい自分が強く興味を持っているモノでありながら、今までは「所有」するという発想がありませんでした。ですが、今回フォロワーさんに「ここで買えるで」とURLを送りつけられ「あっ、買えるんだ!」と知り軽く調べてみました。

日本刀って買えるの/持てるの?

結論から言うと買えるし持てるようです。出所が不安なので本当に買う場合はもう少し信用の置けるソースで裏をとりますがざっくりこんな感じ。

真剣の場合

  • 登録証が無い刀の所持は違法
  • 所持免許は不要
  • 購入時(新規中古問わず)は登録証の所有者変更が必要
  • 数十〜数百万円
  • 廃棄は警察署

模造刀(模擬刀)の場合

  • 許可証・登録証は不要
  • 模造刀であっても迂闊に運搬すると銃刀法違反になる
  • 1万円〜数万円
  • 廃棄は警察署

買ったはいいもののその後の扱い、特に廃棄に気をつけたいところ。 こう見ると真剣と模造刀の差(扱いやすさ)にあまり差は無いなという印象です。

買うならどれ?

実際にどういう商品が売っているのか眺めてみたのですが、当然めちゃくちゃ種類があります。なので知っている刀、つまり好きな作品のキャラクターが持つ刀に絞って探してみました。

空の境界 両儀式 九字兼定

型月クラスタであることもあり、自分はこれが真っ先に浮かびます。 

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九字兼定DX 梵字拵え

もっと作品に近づけたタイプもあるようですが、純粋に刀としてかっこいいのはこちらかと思います。

るろうに剣心 緋村剣心 逆刃刀/志士雄 無限刃

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劇中刀剣の模造刀

まさかあるとは思いませんでした。特に無限刃。

喰霊零 諫山黄泉 獅子王

元々架空の刀であることに加えて長尺であるためか見当たりませんでした。 あとはるろ剣との人気の差でしょうか・・・なんでや!日本刀で美少女で百合とか最強やん!!

で買うの?

面倒になりました。値段はどうでもいいのですが、一応届け出はいるんだなとか、廃棄時警察に持ち込むのかぁとか、何かあった時に余計な疑いが発生しそうとか考えてしまい。ああ、めんどくさい!

人は心の中に刀を持っているのだ。
だからわざわざ買わなくたっていいんです、うんうん。

灰と幻想のグリムガルを読みました【ネタバレ感想】

アニメ版が凄まじく面白かった

かった、と終了したように言ってしまいましたがまだ続いています。 8話です。8話が異常に面白かったんです。異常でした。 「完全性」を感じたんですよね。 7話までの要素を過剰も不足も無くぴったりとはめた大きなパズルが出来上がった瞬間のような。 噂だと8話までが1巻の内容らしかったので是非2巻以降をいち早く味わいたいと思って全巻購入したのです。

1巻および全体的な感想

どうまとめるか悩んだんですが、面倒になったので巻ごとに書くことにしました。 1巻については前述したようにアニメで観ていたので、びっくり仰天することはありました。 あったんですよ。アニメ版どれだけ丁寧に作られているんだよと大変驚きました。

文体が非常に好みでした。主人公視点かつ主人公の思考が理路整然とせず パニックだったり奮起したりでぐちゃぐちゃした状態で流れているのが大好きなんです。 没入感、トランス感そしてドライブ感。特に最後が自分の小説というか文章を好きになる 最大要素なのであーこれいいなー続きも読もうーとなった訳です。

2巻

最も好きな巻です。「みんな大嫌いランタの切り捨てとランタ自身の心情」「メリイの過去との決着」 「ハルヒロのリーダーとしての決意と達成」を一冊で、それも後半戦に怒涛の勢いで 叩き込むんです。恐ろしい威力です。読者は死ぬ。特に諸事情でメリイに想い入れが強い自分は、 好きな言葉が「過去との決着」の自分は、即死でした。

1巻からなんですが淡々としてるんですよこの作品。本当に。人死にでドラマティックにしようとか 泣かせようとか全くない。いや、作者的にはあるかもしれませんが、読んでいてそういう「臭み」みたいのが 全くないんです。他の作品ならさっきの3つそれぞれで一冊ずつ、3巻はかけてますよ。あれとかあれとか。 そういうこともあって2巻でグリムガルという作品が一線を画す存在なのだと認識しました。

3巻

最も驚いた巻です。前の巻でちらっと伏線を張り、3巻で表紙含め華々しくデビューした 「あぁこの子がヒロインなんだな」と読者に認識させたチョコが速攻で死にます。死にます。死。 バカじゃねぇの!?と思いました。元の世界での関係があるなんてどう考えてもこの先に必要な存在です。 でも死にます。実は生きてるとか死んだのが嘘だとかループするとか復活するとか一切ありません。 「そろそろチョコの話がなにかくるだろう」と考えながら毎巻読んでいましたが7巻までゼロです皆無です。

2巻の終わりでハルがデッドスポットをなんだかスゴイチカラで倒した時にオレツエー系になってしまわないかが 心配だったのですが、3巻冒頭ですぐにフォローし実際、2巻以降は大事な場面で必ず「線」が視える必殺技のようにはなっていません。 大事なところでも視えるけど、大事なところで視えない、どうでもいいところでも視える、どうでもいいところでも視えない、 ランダムに起こしていてそこがいいなと思っています。

4巻

最も出落ち(気分が落ち込む意味で)する巻です。3巻はチョコがかなり明示的な死を迎えるため、3巻引きの モグゾーは案外生きているのではないかと予想(期待)していました。なので4巻冒頭でモグゾーが大丈夫大丈夫と 立ち上がって僕も大丈夫になりました。1ページすら保たずに裏切られました。全然大丈夫じゃねぇよ……。

4巻はその後メリイに色目を使うドグサレ野郎クザクがパーティーに入ります。主人公視点によるシンクロ(誘導)もあり、 個人的な黒歴史もあり、これ以降僕はクザク氏ねと念じ続けることになります。

5巻

最もさらっと読んだ巻です。というのも5巻および次の6巻はあまり内容を覚えていません。 4巻時点ではメリイにはその気がないと安心できたのに、5巻から「あれ…これひょっとしたらクザクと メリイくっついた…? えっ うそでしょ えっ」と思わせるシーンを小刻みに挟んできたからです。 憎たらしいことにあえて戦闘描写の単なる配置やセリフ順でもメリイとクザクの関係を意識させてきます。 もう気が気じゃなくなってきます。一刻も早くメリイはクザクに気がないことが明示される文章が欲しくて ぶっちゃけ斜め読みです。でも疑惑は深まるばかり。もうだめだ……orz

6巻

最も心臓が痛かった巻です。一刻も早くメリイがクザクを振るシーンが見たい僕はカラー口絵を見て 瀕死です。それでも一縷の望みに賭けて読み進めるのですがどんどん状況が悪くなっていきます。 もうだめだ。いっそ介錯してくれ。もうメリイの口からクザクルートに入ったと言ってくれ……と 実生活に影響を及ぼすほどのダメージが蓄積していきます。

7巻

最も盛り上がった巻です。

この巻でついに「クザクはメリイの彼氏なの」問題に決着がつきます。 クザクはメリイに振られたと話します。あっ、あーーそうなん!?へー、へーー。うんうん、ふーん。 いやークザクは本当にいいやつなんだけどなぁ、そっかー振られちゃったかー。いやー残念だったね、でも元気だしなよ!!(肩バン

やはりハルメリこそ本道であると確信し、心臓の痛みが治まりこれ以降物語をまともに読むことができるようになります。 体に活力が戻り世界に光が溢れ天に拳を突き出して細く泣きました。実話です。

7巻はDASH島編も良かったですが、やはりソウマのメッセージからの展開、グリムガルに帰るという方針にギアが入ってからの 真っ直ぐ最短右ストレートがいい。最終章は本当に良かった。ハルが1対1で強敵と戦って 勝つというのは2巻のデッドスポット以来ではないでしょうか。いや、デッドスポットの場合は最後のトドメ以外 仲間と共に戦っていたので、最初から最後まで1対1で戦ったのは初めてであり、そして最後ではないかと思います。

この前後のハルの思考がたまらないんですよね。どわぁあああああって流れてる感じ。読んでて脳をぎゅんぎゅん流れるのがもう最高。 絶望堕ちしてから立ち上がるのがまた最高。

からのグリムガル帰還、生きていた仲間たち、ぐぁあああああぁぁぁ面白いいいいいいいい。

全巻読んでからの再び全体感想

リーダーって大変だよね……本当にね……。 すごいよハルヒロは。僕には真似できないよ。

自分とメンバーの身の丈を計り間違えない。
チームのために個としての感情を制御する。
仲間のためには上位者にも異を唱える。

どれもリーダーとしては基本かもしれないけど、できないんだって。 「普通」はできないんだって。だからさぁ、そろそろハルも気づいてよ。 自分がすげぇやつなんだって。

Kalafina LIVE THE BEST 2015 “Red Day”&”Blue Day”のライブ盤を観ました

Kalafinaが武道館で初のワンマン2daysライブを行った、Kalafina LIVE THE BEST 2015 “Red Day”&”Blue Day”のライブBlu-rayを昨日と今日、一日一本ずつ観ました。実際のライブの日付は2015年2月28日、3月1日でした。なので丁度一年前となります。

このライブ盤、発売は去年の7月でした。でも今まで一度も観ていませんでした。それは想い入れが強過ぎたせいかなと思います。

詳細は省くのですがライブ2日目の途中で少しトラブり、あまり集中できなくなってしまい、それがとてもとても強い後悔となっていました。Kalafina初めてのワンマン武道館だったのに。自分自身も初めての武道館ライブ参加だったのに。奇跡のアリーナ良席だったのに。どうして。どうして、と。だからその、失われた時を少しでも取り戻せるんじゃないかと思い、ライブ盤の発売を心待ちにしていたのです。でもだからこそ構えてしまい観ることができませんでした。

一年。この節目を逃すと二度と観られないんじゃないかと思い、意を決して昨日にRed Dayを、今日にBlue Dayを観ました。当然なんですが映像で観るものと実際に観測したものは同等には成り得ず、失った時はそのままです。そういう意味では当初の目論みは叶わなかったことになります。でも一つ、区切りをつけることができました。「確かに残念なことがあった。ちょっとだけ。でもこの最高のライブに参加して一緒にライブを創ることができた。それでいいんじゃないの」と。

まぁ多分これからもたまに思い出して凹んだりはすると思うんですけど、でも一個答えがあると楽なので。

全然関係ないんですけど昔「自宅でライブ盤を観ながらキンブレ振る人ナニモンだよ……こわ……」って思ってたんですけど、自分が同じように腕を降り頭を振り飛び跳ねていることに気付きましたね!!!

なるほど……(真顔

Kalafina 8th 以下略参加時装備他メモ

元々はこれを書くのが本題でした。

真冬のライブって服装とか物販待機とか悩ましい部分多いので情報を自分用に残しておくことにしました。

いや、ツイログみれば十分と思ったんですがそれっぽいこと何も残してないんですよ。「ウランが漏れそう」とか「Keikoさんに吸収されたい、養分になりたい」とかわけわからんことしか書いてありませんでした。

備忘録なんで箇条書きでまいります。

・装備はロングのヒートネックT、ハイネックセータ、コート(若干厚め)、マフラー、ホッカイロ(腹と背中)
 →外並ぶのはこれでだいたいOK、ただしライブ中ハイネックセータは暑かった…要改善、ロッカーにコートしまう時もしくは会場に行く前に脱いでしまう等

・物販待機は開始20分くらい前、遅めにした(ウラン漏れ対策)つもりだったけど案外少なく50人並んでいなかった気がする。グッズ依存性(今回微妙)か。物販開始から30分で買い終わったので正味1時間弱。

・コインロッカーはO-East外のを使用、200円中型、リュックとコート余裕で入った、6時間制限なので延長料金注意(小銭残弾の意味で)

・整理番号が700番台だったので30分はこないと思って開場15分後着にしたら、すでに600番台に入っていた。危ない。もう少し早めがベター。

・ポジションは偶然だがなかなかいい位置につけた、なるほどそういう作戦もありか。若干遠いので近くに行けるならあえて狙う必要は無い、あくまでも距離が同じなら、である

・汗かきまくった状態で外に押し出されてアンケートを書くので極寒。よく風邪ひかなかったよ。タオル必須。

・結論から言うと大丈夫だったけど、雪降っても影響無いメトロで東京渋谷間を移動するのがよい。

こんなもんかなー。
他に思い出したら追記しよう。

Kalafina 8th Anniversary LIVE 2016に参加しました

あまりにも素晴らしかったので終了後溢れる想いを次々にツイッタァにどんどこ流していたのですが小心者なので「これはご迷惑では……」とリムられないか心配になり久方ぶりのたんぶら更新。

脳から漏れ出た電波のメモ(■文)に補足説明を加えたものがこちらになります。

 

■生きる。生きてもっと一緒に音楽を。

最初に一番言いたいことを言いました。
純粋に単純に「生きていこう、また来年このライブに参加しよう」って思いました。

初めてなんですよ、「終わってほしくない」って思ったライブ。
現実逃避を長引かせたいわけではなく、この空間が時間が終わるのが悲しいって思ってしまって。

でも続くので。Kalafinaも自分の人生も。
だから終わることを悲しむんじゃなくて、そもそも終わるのではなく一旦区切って、続きは来年ね! だと思うんです。思うことにしました。

あっ、「一緒に」ていうのはKalafinaが、特にKeikoさんが毎回のライブで「一緒に”音楽"をしよう」「一緒に作った今日のライブ」と言ってくれるところから来ています。
「一緒に音楽をやったんだ」と思わせてくれるのは本当に嬉しいんです。

 

■progressive→sprinterってなんだよそれ死んじゃうよ
アンコールの話です。興味のある方は適当なところからセトリを見てください。

この2曲が連続。何を隠そう私が好きな曲2位→1位。
特にsprinterは「死ぬまでにsprinterを生で聴きたい。……行こう」と一念発起してライブに参加し始めるきっかけとなった曲でもあります。ちなみに初参加のライブハウスのアンコールで聴くことができました。その時はあやうく願いが叶って生きる目的を失いかけましたが「もういっかい!もういっかい聴きたい!」と新たな願いでもって生き長らえてきています。

去年の武道館でも聴けたんですが、やはり(場所は違えど)原初体験と近いライブハウスで聴くことができて本当に嬉しく感慨深かったです。イントロからの「-------sprinter!!!!」でぶぼぁぁああって泣き出してしまいました。嗚咽音まで出してしまったので周りの人はさぞ厄介な…と思ったでしょうすいません。

progressiveは多分、ライブで聴いたのは初めてだった気がします。ずっと聴きたかった曲です。サウンド自体も大好きなんですが歌詞が大変突き刺さるのです。
「ほんとの自分っていつだって ほんとの姿より綺麗な なりたい私のことだったよね」

 

■Keikoさんのパーカーポニテ短デニムis最高
最高っていうよりもう卑怯。くっ!!!

Keikoさん自身も「初心にかえるため」と仰っていた通り初期のライブハウス中心時代の格好に近くて、そんな状態で思い出のsprinterですよ!そりゃ死んじゃうっしょや!?

パーカーはまだ継続中のツアーのグッズでしたが、後半で追加になったため自分は手に入っていません。必ずファイナルで買うぞ……。必ずだ……!

 

One Light, progressiveあたりのHikaru嬢の飛びっぷり
Hikaru嬢は基本大人しめです。そんなHikaru嬢が、Hikaru嬢がですよ!?今回マイクスタンドを振り回しました!!マイクスタンド!!どこのヒャッハーバンドですか!?

それだけにとどまらず腕を回し回し誰よりも高く高く飛んでいてこっちも大興奮です。
普段大人しい子が乱れに乱れるとめっちゃ興奮する的なサムシングなんでしょうか。

 

■Wakanaさんの恐ろしい色気しかしWakanaさんはやはりWakanaさんだった……
率直に言うとKeikoさんとHikaru嬢が好きすぎて若干Wakanaさんには興味薄めなんですが、登場から異様な色気が出ていて驚きました。

でもWakanaさんはやっぱりWakanaさんだったんや……(トークシーンを思い出しながら

 

■富士山にKeikoさんだけでなくHikaru嬢、Wakana氏も参戦!…登ろう(真顔
2016年の抱負を語ろうコーナーがあったんですが、そこでKeikoさんが富士山に登ろうとしていることと、Hikaru嬢が(あの引きこもりのHikaru嬢が!)「私も登る」と言ったのです。

これは大変なことになったぞ……と思っているのも束の間なんとWakanaさんも登ると言いだし始めたわけですよ。そうなるとねぇ。もう「登る」しかねぇ……って思うじゃないですか。

でも山かぁ……山かぁ……山なのかぁ(遠目

 

■結婚するとしたらKalafinaライブ行けるのが前提です
自分、そろそろ結婚するかしないで死ぬまで独り身か決断する時期なのですが、結婚するとしてもKalafinaのライブに行くことが許容されるような相手じゃないと無理だ。とはっきり認識した次第です。できれば一緒に行けるのが理想なんでしょうけどねー。

 

■まとめ
年一回の公式ファンクラブ会員限定ライブ、いつもよりゆるめの雰囲気で、会場がライブハウスなこともありメンバを「近く」に感じることができます。

曲も思い入れが強い初期の空の境界曲を拾ってくれますし、他のライブでは得られないものがたくさんあります。

こんな素晴らしい機会が年一回あるんです。
死ねないなって。
生きていこうっと。

 

(チケットが当たり続けないと年一回にならゴニョゴニョ)

六花の勇者5巻読んだ!【ネタバレ感想】

どうしても言いたかったことだけ書くぜ! 私は空の境界 矛盾螺旋が大大大好きだ。 あとは分かるな?

はぁーナッシェタニアいいわぁ。今回のあのヒーロー演出何あれずるくない?

3巻以降の覚醒ゴルドフ超好き。歪過ぎて興奮する。て言うか何気にゴルドフが最も世界を救おうとしてるし。むしろゴルドフ以外世界救う気ないよね。 ゴルドフとアドレットの対称的な愛情ベネ。

六花の勇者1巻を読みました【ネタバレ感想】

六花の勇者1巻を読んだらあまりにもすばらしかったのですが、twitterに流す訳にはいかなかったのでこちらに投げます。勢いがついているので結構長いです。

いやぁ、面白かったです。
そもそもはアニメのCMで「六人のはずの勇者、しかし集まったのは七人だった!」でなにそれすげぇえええ面白そうじゃん!!と喰いつきアニメを観たところいい感じで。特にナッシュタニア姫のエっちい可愛さとか堪らないっ!(※ここ重要です)となりアニメに先行して原作を読んでおこうとしたのです。

まずこの小説は前記した設定で既に勝利していると思うのです。どうしてもネタがどこかで見た聞いたネタになってしまいがちな、もしくは奇をてらうためにキワモノになってしまうラノベ界隈でこれほどシンプルに興味を引く文言はファンタスティックだと思います。(ミステリ界隈で考えるとまた別ですが)

作者様の他作は読んだことがなかったのですが、表現がしつこくない読みやすい文章と展開のスピーディーさでぐいぐい読んでいけました。そう、展開が早いんです。まずこの設定を聞いた時に「1巻でもし犯人解っちゃうともう2巻以降何も無くなるから、ダラダラ進めるんだろうなぁ」と思ったんですが見事に裏切られました。機敏な集合!機敏な冤罪!機敏な逃走!機敏な推理!機敏な自白!機敏な逃走!!あぁ〜なるほど2巻以降はこの犯人を追ってい…くの…か…

なん…だと…?

さらに六花の勇者がもう一人…えっ?じゃあ偽者がもう一人えっ!?いやもしかしてそれが終わってもまた六花の勇者が現れたりするんじゃないの…えっじゃあさらに偽者がいたりえっうう??気が付いたら全巻買う決意を固めていた。な、なにを(

ここまでがストーリー全体に関する話ですね。以降はキャラに関してお話するとします。こっから先今まで以上のネタバレになるのでお気をつけください。

まずは主人公…じゃなくて何よりも優先されるべきはナッシェタニア姫でしょう!!!??なにこの娘!?ちょうこうふんするんですけど!!ビンビンなんですけど!???序盤はただのエロ可愛い姫、中盤はブチ切れヤン姫、そして終盤はハイパーネジぶっ飛び姫と我が全身の弱点を同時に刺し貫かれ一人でキタキタキタキタキタァァアアアアアーーーーーーーーーーー!!!!と叫びましたよ。スバラシイッッ!あと個人的にアニメ版の剣の聖者能力が某赤い弓兵のUBWぽくてホクホク。「UBW」と「偽者」を元に使ったナッシェタニアのアーチャー(もしくは士郎)ネタがあるのではないでしょうかね、無ければ作るぞフンス。

ひとつ勿体なかったのはどうして表紙をナッシェタニアではなくフレミーにしてしまったのかなぁと。自分はあれで「うん?これは…どういう理由だ…?」と読む前から引っかかりを持ってある程度可能性を考えてしまったのです。もし表紙がナッシェタニアであればミスリードは完璧、違和感ゼロのままより終盤のざわつきを増加させられた気がします。七人目うんぬんを除いても主ヒロインがフレミーなんだ?と読者に予想させてしまうのは旨味がなかったと思います。

主人公かつ地上最強の男()たるアドレットさんですが、地上最強だけど昨今嫌がられる無双系とはかけ離れていてVery Goodです。まずこの世界だと聖者と呼ばれる能力者は女性のみ、なので男子はまずビハインドがあり、勇者に選ばれる男子は大概異能力に匹敵する強さを持っている。アドレットも「強い」んだけどでもその強さは弱さを自覚した強さで、初め「ダセェェw」と笑ってしまっても後には「お前…やるじゃねぇか(握手」みたいな男子と男子だけが通じ合う類いの良さがあってとても良いです。あとはフレミーへの熱い愛。ハラショー男子主人公。

ここから先は巻きでいきます。
フレミー:ちょろ…くはないけどフラグが単一系ヒロイン。デレ過ぎか!!
ゴルドフ:ざまぁwwww
チャモ:女の子が嘔吐する物語は名作(力強
ハンス:ミスリード役からの華麗な転身で主人公の相棒ポジションに。巧さを感じました。これは薄い本が出てもおかしくないにゃあ(力強
モーラ:うわぁ…いるよねこういう自分の正義のためならババァ…

途中から息切れしました。こんなところですかね。ハンスはもう少し語ろうかと思ったんですがいいや。
とりあえず面白かったので読んでない人は読もう!(積極的な宣伝)
ナッシェタニアを見届け隊として続刊も読むこととします。