これ、ブログか?

うんうん、それもまたブロカツだね

読書感想:コンピューターで「脳」がつくれるか

最近脳のCPUがガリガリ動く感覚を久しく味わっていないので脳が衰退する切迫的恐怖を感じていて本を、特にライトノベル以外の本を読もうと試みています。
その第一弾としてまなめさんが紹介している本を読んでみました。「書評」というほどたいしたことは書けないので感想扱いです。

maname.hatenablog.com

このところ会社のエラい人達がこぞって人工知能人工知能人工知能人工無能のように繰り返すので、何かをやるためにも黙らせるためにも知識を仕入れたいなと考えていたため渡りに船でした。概要についてはまなめさんの記事でまとめられていますので、ここでは私が読んで印象に残った部分について記載いたします。

人工知能は2種類ある 
アニメマンガ映画等で描かれるいわゆる「人工知能」は汎用AI、それに対して今隆盛しているのは個々の機能にスペシャライズされた特化型AIである。冒頭で記載されていますが、著者が最も強調したい点もこことのこと。
私がこれを知って感じたのは「安心」でしょうか。あくまでも人間が手間隙をかけて一芸に秀でた知能、のように見えるプログラムを用意しているにすぎないのだという点。
今はまだ。
そして真の(想定される)人工知能たる汎用AIは前途が多難であるという点。
今はまだ。

■脳は時空を歪めて認識整合性を取る
この話がめちゃくちゃ面白かったのでこれに関して特化した別の本も読んでみたいなと思いました。ざっくり言うと「脳は実際の行動よりも後に認識したことを、行動よりも前に認識したことにしちゃっている」らしい。本当は意識・意志なんて無いのかもしれない、とまで言われています。実に面白いですね、でも怖いですね。

■3つの代表的な機械学習法とディープラーニングについて
正直ここがいまいち分かりにくくて悩みました。3大機械学習法「教師あり学習」「教師なし学習」「強化学習」の説明自体はとてもわかりやすいです。続いてディープラーニングについても(相当省いてくれているのでしょう)分かりやすく書かれています。
悩んだのはここからで、「ディープラーニングと3大学習法の違い」がピンとこなかったです。というより、最初は強化学習の1つなのだと誤認してしまい、読み進める中で違和感に気付き戻って読み直してやっと違うものだと把握しました。
多分、3大学習法は「できることがわかりやすかった」のに対して、ディープラーニングはそこがピンと来なかったためと思われます。単に私がおバカなだけなので各位は大丈夫でしょう。

人工知能で仕事がなくなっても別によくない?
私的にはここが一番衝撃を受けました。ピシャーンって感じ。
「仕事がなくなる、いやなくならない」論争はよくあるのですが、「そもそもなくなってもいいじゃん。今の「働くのが当たり前の生き方」が変わる時が来たのかもよ(来てもいいのかもよ)?」というのはあ〜〜〜なるほどなーと。
本当に働くのは趣味、という世界が来たとしても私は弱ワーカーホリックというか今の仕事が生き甲斐であり存在意義に関わっているので、働き続けるだろうなとは思いました。

■著者様がわけぇ!!
取り乱しました。いや、最後のあとがきと奥付読んでびっくりしたんですよ。大概こういう本ってその道の権威=ご老体が書かれているイメージがあるのですが、今30歳のようです。なんかね、なんかこう……燃えてくる、かな?

 全体的にとても易しく書きつつも歪曲は発生させないように努められていて、人工知能関係を勉強する導入として最適の本でした。次はこれまたまなめさんが紹介しているような実際に手を動かして(実装して)勉強できる本を読みたいなと思っています。

 あと内容には関係ないのですが、技術書をKindleで買って読むと途中の読み直しや、こうしてアウトプットする時の参照が難しく、この点においては紙の本に遠く及ばないなぁと感じてしまいました。レイアウト崩れも激しかったり。やはり紙本が至高です。

 

灰と幻想のグリムガル10巻を読んで我慢できなかったので

ただひたすらに叫ぶよ

ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

さぶ、さぶ、サブタイトルそうかよ!!作者様がめちゃくちゃ悩んだサブタイトルってそういうことがららああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

hurtlfr.hatenablog.com

劇場版ソードアート・オンライン ーオーディナル・スケールー を観ました。

お酒を飲んでしまい筋トレもできず自己戒律でS級の本を読むこともできずどうしようかと思ったので、書く書く詐欺で半ば化石になっていたブログを書きます(飲酒時更新率の高さ)。

注意:宣伝っぽい内容のくせにネタバレ全開です。既にご覧になった方か、観る前にネタバレされても構わない方のみお読みください。

 

先週に公開直後だった劇場版ソードアート・オンライン ーオーディナル・スケールー を観ました。元々はあまり観るつもりがなかったのですが、今では本当に観てよかったと思える映画でした。

sao-movie.net

情けないことに1週間経って記憶が少し揮発し始めているのですが、思い出しつつ「物語」「音楽」「動き」について分けて書いていきます。 

⬛︎物語
やっぱ体は鍛えておかなきゃって思いましたね!!それは冗談としてARによる拡張現実ではうまく活躍できないキリト君、という点がまず面白いなと思いました。
しかし後半になると愛の力でARゲームでも強くなっていくキリトさんかっこいいよ!!

ストーリーとしてどうしてもSAOは「生死を賭けている」のがキーであり必須要件になっていると思っていて、そういう意味ではSAO、ALO、GGOを経て生まれた"安全安心"なオーディナル・スケールでどうするの?という期待を持って観ていたのですが「記憶」、精神の死を題材にしたのが大変面白かったです。

特に「共有した記憶」というのがミソで。しかも部分的な思い出であり、生物としては決して死に至るようなモノではない。でも人間は群体で社会で生きる生物で。ある2個体の関係性を形成するにあたり無くてはならない記憶を、片方だけが欠落してもその関係は継続できるのか?感情は継続できるのか?感情の継続という保証のしようがない部分を攻めてきたのが、観ているこちらにも危機感と焦燥を生ませていて引き込まれました。

そして、そのアスナが 、記憶を失ったまま闘う、SAOの技は使えない、その時に、その時に放つ技が、"マザーズ・ロザリオ"……もうだめほんんっとだめ、少し、泣く………。今振り返ってもここが最大の号泣うぼぁあああああポイントでした。

……真面目に書いていたら面倒になってきたのと、このままだと相当長くなるのと、お酒が抜け始めたのとでその他は叫ぶスタイルでいきます。

直葉の出番が少ない!!!事前に噂で知ってはいたけど!!出てるだけむしろよかった!!!!!(これが観に行くテンションが低かった理由です)

SAOサバイバーではないシノンを、SAOサバイバーにはできない役所に持ってきたその手腕を高く評価しますよ、うんうん(シノン好き)。

フカ次郎って!!時雨沢GGOネタ突っ込んできたのは嬉しいけどそっちか!!レンかピトフーイちゃうんかい!と言うかSAO本編とピトフーイの絡みはなんとか実現できませんかねぇ……!

重村教授、設定上超超重要人物じゃないですかーー!劇場版でぽろっと出していいんですか?!

キリト君が今回の事件に着想を得てデジタルゴーストとしてサチを生き返らせる話マダー?

⬛︎音楽
梶浦さんの楽曲を聴きたかったのも足を運んだ理由だったのですが、劇伴曲、ボーカル曲ともに素晴らしかったです。あっ、劇伴と歌を2枚組で収録したサントラが絶賛発売中ですのでよろしくお願いします。 

https://www.amazon.co.jp/劇場版-ソードアート-オンライン-オーディナル-スケール-Original-Soundtrack/dp/B01MSYWQRL/

ボーカル曲は歌い手さんがユナ役でもある神田沙也加さんでした。梶浦さんがインタビューで大変高く評価されていたのでKalafinaファンとしては少し嫉妬するような気持ちに。ぐぬぬ。でも本当にいい曲ばかりでした、自分は特にlongingが好きですね。

https://www.amazon.co.jp/Catch-Moment-初回生産限定盤-DVD付-LiSA/dp/B01N7AXXKO

主題歌はLiSA姉ちゃんです。これがスタッフロールでかかった時の威力と言ったら!観る前に聴くと「あれ?あんまり暗くないけど合うのかな?」と感じたものですが、EDでこれが流れてそのタイトルが"Catch the Moment"であることに思い至った瞬間だばぁああぁーーーとなりました。個人的に歌詞の「あと何回キミと笑えるの」が聴くたびに突き刺さって抜けないです。

⬛︎動き
多分劇場で観る時間が取れなかったり、他人と観るのが嫌でパッケージ版のリリースを待ちたい方もいると思うんです。自分も後者に該当します。ですがあの大画面・大音響でデッッッカいボスと縦横無尽に闘う様を観て欲しいなって思いますし、観てよかったなって思うんです。想像して(思い出して)みてください、大画面でマザーズ・ロザリオが炸裂する様を……!(また泣く

 

全体として振り返ると今回ってアスナとユナの物語だったんじゃないかと思うんです。キリト君は特にユナの物語のための触媒というかそういう「回す役」だったように感じます。

もう一度観に行きたいと思っていたところに4DXでもやると聴いたので絶対にそっちで観たいですね。作品的に恐ろしく合いそうです。思わず「オーディナル・スケール!!」て叫んでしまいそうで今から大変楽しみです。

 

 

劇場版アイカツ!&アイカツスターズ!を観たので叫ぶ続【ネタバレ感想】

前回の続きです。

hurtlfr.hatenablog.com

 

劇場版アイカツスターズ!

 

そんな訳でいろいろな意味で緊張していたアイカツ!ねらわれた魔法のアイカツ!カードに対して、劇場版アイカツスターズ!は特に悩みを抱えることなく臨むことができました。

 

試写会組が口々に(壊れたように)繰り返す「同性愛だった」という言葉・・・いいだろう、見せてもらおうアイカツスターズ!の同性愛とやらを・・・!!

 

・・・あぁーー、はい。同性愛ですねこれ。もっと言えば痴話喧嘩です。劇場版痴話喧嘩スターズ!ですこれ。事実、2分に一回は「痴話喧嘩じゃねぇか!!!」と心の中で叫んでいました。応援上映だったら間違いなくそう叫んでいたでしょう。

 

ゆめとローラの痴話喧嘩

 

この映画、一言で表すと痴話喧嘩するも仲直りした結果より愛情を深めるという「お前ら自分の家でやれよ!」ムービーです。

 

まずゆめとローラは結婚しています(前提)。そしてこれでもかと言うほどの熱愛夫婦っぷりを見せつけます。ごくごく当たり前のようにカップルジュースを飲んでいる、イヤホンを二人で片方ずつ付けて聴く等もはや小春ちゃんですら立ち入る隙が無い圧倒的な夫婦力です。

 

そんな二人ですが、真面目な夫であるローラさんがゆめのために、ダメ夫感丸出しの気遣いをしたばかりに大喧嘩してしまうわけです。正直結構しんどいです。なお、ここで「現時点ではひめゆめユニットを発表し(てい)ない」かつ「1年生ではないひめと本オーディションでは組めない」ことを巧みに利用してローラがどう足掻いても説明不足になり確実に仲違いするように仕組んだ学園長は敵ながらあっぱれと思いました。

 

ゆめNTRの危機

 

今回ゆめを導く重要なキャラとしてマオリちゃんが出てきますが、実に可愛らしい上ローラと喧嘩中という見事なタイミングを狙ってくるので、すわこれはゆめちゃんが寝取られるのでは???と思いました。つまりローラ真昼ユニットVSゆめマオリユニットの構図です。

 

結果的には違ったのですが、マオリちゃんをアイドルとして出さないのはあまりに勿体無いので、今後本編なり劇場版なりでアイドルとして登場させてあげてほしいなと強く思います。

 

マオリちゃんに歌を聴かせる少し前、ゆめが一人で曲を聴くシーンでイヤホンを片耳だけつけることで、"誰か"と一緒に聴くのが当たり前すぎて一人で聴く時でも無意識に片耳だけつけている、ように見える演出が個人的にクリティカルで悶えてました。

 

余談ですがマオリの双子おばあちゃん、絶対に双子で愛し合っており、どう考えてもオスと性交するとは考えられず、それ故「この世界ではES細胞によって女性同士でも子供ができるのだ」と確信しています。 

 

ゆめとローラの仲直り・・・これ、仲直りか?

 

その後真昼さんのおかげで(今回終始痴話喧嘩に振り回された真昼さんが不憫でなりません)ローラが、マオリちゃんのおかげでゆめちゃんが仲直りとオーディションへの参戦を決意するわけですが・・・本気でこの辺りの数分間記憶が薄いんです。脳がダメージを受けるほど衝撃が大きかったのです。

 

仲直りって謝罪が中心かなと思うんです、「ごめんね」「ううん、私もごめんね」みたいな。でもこの二人の場合謝罪ではなく完っ全に愛の告白でしたから。百合厨の妄想とかそんなチャチなもんじゃねぇ、もっと恐ろしいはっきりとした告白を味わったぜ・・・!

 

なお前評判で「キスはしないけどキスをする。な、なにを言っているか(」と聞いていたのですが、本編を観て言葉ではなく心で理解しました。確かにキスはしてないけどキスしてる・・・どう見てもキスしてる・・・。この演出を考えた方、ありがとう。

 

 その他

4人揃って初のS4のライブ、大変良かったです。しかしそれをさらに超えてきたのがゆめとローラのライブです。正直S4超えは予想だにしていなかったのですが、凄まじい衝撃で圧倒されました。特にローラの凍結パキーン演出(語彙)を2人でやる所がたまらんです。

 

夜空さんが「可愛いモノや女の子が大好き」(「もの」ではなく「モノ」な所が淫靡で高得点)と宣言していたりゆめローラのカップルジュースシーンが載っているなど本作のパンフレットは「い、いいんですか!?本当にこの原稿でいいんですか!?」と言いたくなる部分盛り沢山です。もし買い損ねた人がいたら絶対に手に入れていただきたい一品です。

 

まわりの女児先輩がエンディングのスタートライン!を歌い出してなんかすごい嬉しかったです。自分も口パクで歌ってました。

 

 

劇場版アイカツスターズ!大変素晴らしいゆめローラ夫妻痴話喧嘩ムービーでした。最初から最後まで二人のラブラブっぷりを見せつけるとんでもない映画です。もっとやってほしい。でも違うふたりの痴話喧嘩も観てみたいです。だからどんどん劇場版痴話喧嘩スターズ!やってほしいです。

 

 

劇場版アイカツ!&アイカツスターズ!を観たので叫ぶ【ネタバレ感想】

観てきました。

今(某)世界で話題騒然の「劇場版アイカツ!ねらわれた魔法のアイカツ!カード」と「劇場版アイカツスターズ!」を。

www.aikatsu-movie.net

以下はネタバレ満載の感想となりますので皆様映画館に足を運んだ後でお読みください。

劇場版アイカツ!ねらわれた魔法のアイカツ!カード

アイカツ!は先日最終回を迎えた後、本作が初の新作アニメとなります。初、と書きましたがこれが最初で最後となる可能性も高く、期待と同時に「最後の最後で納得のいかない作品となってしまったらどうしよう」という不安がとても強く、観るのが本当に怖かったです。

結論から言うと、それは杞憂でした。とてもアイカツ!らしいお祭り映画になっていました。そして下手に続編のようなエピソードにしなかったため、本編に新たな意味を加える(変えてしまう)ものとはならなかったのが個人的には大変良かったと思います。純粋に久しぶりにアイカツ!のみんなに会って笑って楽しく過ごせる、そんな映画でした。

さてここからは個人的な、信条・宗派に基づいた感想となります。私はソレイユ重婚派(蘭さん中心)かつ三ノ輪ヒカリ神格派です。なのでどうしてもソレイユとヒカリさん中心に観ておりそこに感想も集中しています。

ソレイユについて

ソレイユについてはなにより開幕から終幕までずーーーーっと3人一緒だったのが最高でした。「わかってる!わかってるな!!」と叫びそうな魂を抑えながら観ていました(すぐ隣が女児先輩)。蘭さんのカッコイイカメラマンっぷりと「これ、アイカツか?(でたーーー!」もたまらなかったですね・・・!Blu-ray盤発売の際には特典映像として蘭さんカメラの映像をつけていただきたい。

でも最後の25人ライブシーンではソレイユの3人が並んでおらず、そこだけはぐぬぬぬと唸っていました。ライブ前半については「美月さんーいちごさんーあかりちゃん」の三世代をセンターに並べる意図があった(いちご祭り)と思われ、仕方ないなうん、と引き下がりました。でも後半シャッフルしてからはソレイユを並べてよくないですか!?蘭さんなんて端っこでしかもそらさんの隣ってなんですか蘭そらか!蘭そら派か!?

三ノ輪ヒカリさんについて

(深呼吸)
三ノ輪ヒカリさんについては、まず今回は出てこないと思っていました。それは宣伝PVのライブシーンにいなかったためです。そのため、「ヒカリさんが出ないなんて・・・そんなもの・・・」と絶望が支配する心を「いやもしかしたら出るかもしれない、諦めたらそこでアイカツ!終了だ」とギリギリで支えつつ観ていました。

出ましたね!!!!!ヒカリさん出ましたね!!やったーーーー!!!もうもう嬉しくて叫び出しそうなのを堪え、静かにしかして強く拳を握りしめるのに留め、泣いたら前が観えないので泣くのも耐えヒカリさんの世界を漏れなく全て吸収しようと努めました。

特定の場合を除いて地下にのみ存在するヒカリさんをどう出すのか、という問題を「洞窟の暗闇」そして「差し込むヒカリ」で解決したのはお見事でした。「まぶしっ」は各位もいただきました!!と叫んだことと思います。2回目の「だからまぶしっ」は珍しくギャグ色が強いサービスシーンとして捉えています。

そう言えば「各アイドルの現場に突撃して撮影」という趣旨からすると、美月さん、みくるさんと既に何かの仕事をしていたということになるのですが、「ヒカリさんが単独地下ライブ以外の仕事もしていた」というのはとてつもない可能性を秘めた事実ではないでしょうか・・・?(「どうして私が侍女役なのよ?」とか噛み付いているシーンやトライスターオーディションを蹴ったヒカリさんと美月さんの会話とかを想像しただけで興奮吐血)強いて言えば蘭さんとの絡みも観たかったですが、それは高望みが過ぎるというものです。

さて、ここで一つの疑問が生まれました。「ならばなぜ(出ないと予想した原因でもある)25人ライブシーンにヒカリさんはいないのか?」当初、物理的配置限界や作成コスト等から3,4期の出番を優先的に考慮して厳選した結果漏れた、と考え「なんでヒカリさんが漏れるんですかーー!!」と憤慨していたのですが、実際にライブシーンを観ていて唐突に理解しました。

「"ここ"にヒカリさんが来てライブをするだろうか?ーー否、しないだろう」と。本編で蘭さんと一緒にライブをしたことがあるように、「地下で」「一人で」しかライブをやらないという訳ではないと思います。ただ、「(その場もしくは中継先に観客のいない)映画の収録で」「自分が認めた以外の相手と(誰とでも)」ライブをするだろうか、と考えると「あー、それはやらないかも」と思ったのです。なのでむしろライブシーンにいない方が「ヒカリさんらしい」と納得しながら観ていました。
※あくまでも個人のヒカリさん観です

という訳で、劇場版アイカツ!ねらわれた魔法のアイカツ!カードは大変素晴らしく、楽しい映画でした。密度が凄まじい映画だったのでこれから何回も観て新しい発見を繰り返しながら楽しみたいと思っています。また、今回のようなお祭り短編なら今後も応援次第で作られることが期待できるので、これからもアイカツ!を愛し応援し続けていく所存です。

 

劇場版アイカツスターズ!

想定以上にアイカツ!編が長くなったのでエントリを分けることにしました。こちらへ続きます。

hurtlfr.hatenablog.com

 

そうだ、日本刀買おう

経緯

テスタメント・シュピーゲル(1)を読んでいたのです。 その劇中で敵性機体をスッパスパ日本刀で斬る描写があったんですが、それがもう脳汁ドバドバの気持ちよさでして。

と、ここで終わると通報されそうなのでもう少し補足すると、元々日本刀が好き、というか脳内のイメージで一番よく出てくるモノだったんです。私が具現化系なら間違いなく日本刀を選んでいた程度には。

自分にとって「強さ」の象徴であり、「弱さを捨て去るための手段」であり日に一度はイメージの中で斬り捨てている気がします。自分を。自分しか斬ってません、大丈夫です。大丈夫です。

そのくらい自分が強く興味を持っているモノでありながら、今までは「所有」するという発想がありませんでした。ですが、今回フォロワーさんに「ここで買えるで」とURLを送りつけられ「あっ、買えるんだ!」と知り軽く調べてみました。

日本刀って買えるの/持てるの?

結論から言うと買えるし持てるようです。出所が不安なので本当に買う場合はもう少し信用の置けるソースで裏をとりますがざっくりこんな感じ。

真剣の場合

  • 登録証が無い刀の所持は違法
  • 所持免許は不要
  • 購入時(新規中古問わず)は登録証の所有者変更が必要
  • 数十〜数百万円
  • 廃棄は警察署

模造刀(模擬刀)の場合

  • 許可証・登録証は不要
  • 模造刀であっても迂闊に運搬すると銃刀法違反になる
  • 1万円〜数万円
  • 廃棄は警察署

買ったはいいもののその後の扱い、特に廃棄に気をつけたいところ。 こう見ると真剣と模造刀の差(扱いやすさ)にあまり差は無いなという印象です。

買うならどれ?

実際にどういう商品が売っているのか眺めてみたのですが、当然めちゃくちゃ種類があります。なので知っている刀、つまり好きな作品のキャラクターが持つ刀に絞って探してみました。

空の境界 両儀式 九字兼定

型月クラスタであることもあり、自分はこれが真っ先に浮かびます。 

image

九字兼定DX 梵字拵え

もっと作品に近づけたタイプもあるようですが、純粋に刀としてかっこいいのはこちらかと思います。

るろうに剣心 緋村剣心 逆刃刀/志士雄 無限刃

imageimage

劇中刀剣の模造刀

まさかあるとは思いませんでした。特に無限刃。

喰霊零 諫山黄泉 獅子王

元々架空の刀であることに加えて長尺であるためか見当たりませんでした。 あとはるろ剣との人気の差でしょうか・・・なんでや!日本刀で美少女で百合とか最強やん!!

で買うの?

面倒になりました。値段はどうでもいいのですが、一応届け出はいるんだなとか、廃棄時警察に持ち込むのかぁとか、何かあった時に余計な疑いが発生しそうとか考えてしまい。ああ、めんどくさい!

人は心の中に刀を持っているのだ。
だからわざわざ買わなくたっていいんです、うんうん。

灰と幻想のグリムガルを読みました【ネタバレ感想】

アニメ版が凄まじく面白かった

かった、と終了したように言ってしまいましたがまだ続いています。 8話です。8話が異常に面白かったんです。異常でした。 「完全性」を感じたんですよね。 7話までの要素を過剰も不足も無くぴったりとはめた大きなパズルが出来上がった瞬間のような。 噂だと8話までが1巻の内容らしかったので是非2巻以降をいち早く味わいたいと思って全巻購入したのです。

1巻および全体的な感想

どうまとめるか悩んだんですが、面倒になったので巻ごとに書くことにしました。 1巻については前述したようにアニメで観ていたので、びっくり仰天することはありました。 あったんですよ。アニメ版どれだけ丁寧に作られているんだよと大変驚きました。

文体が非常に好みでした。主人公視点かつ主人公の思考が理路整然とせず パニックだったり奮起したりでぐちゃぐちゃした状態で流れているのが大好きなんです。 没入感、トランス感そしてドライブ感。特に最後が自分の小説というか文章を好きになる 最大要素なのであーこれいいなー続きも読もうーとなった訳です。

2巻

最も好きな巻です。「みんな大嫌いランタの切り捨てとランタ自身の心情」「メリイの過去との決着」 「ハルヒロのリーダーとしての決意と達成」を一冊で、それも後半戦に怒涛の勢いで 叩き込むんです。恐ろしい威力です。読者は死ぬ。特に諸事情でメリイに想い入れが強い自分は、 好きな言葉が「過去との決着」の自分は、即死でした。

1巻からなんですが淡々としてるんですよこの作品。本当に。人死にでドラマティックにしようとか 泣かせようとか全くない。いや、作者的にはあるかもしれませんが、読んでいてそういう「臭み」みたいのが 全くないんです。他の作品ならさっきの3つそれぞれで一冊ずつ、3巻はかけてますよ。あれとかあれとか。 そういうこともあって2巻でグリムガルという作品が一線を画す存在なのだと認識しました。

3巻

最も驚いた巻です。前の巻でちらっと伏線を張り、3巻で表紙含め華々しくデビューした 「あぁこの子がヒロインなんだな」と読者に認識させたチョコが速攻で死にます。死にます。死。 バカじゃねぇの!?と思いました。元の世界での関係があるなんてどう考えてもこの先に必要な存在です。 でも死にます。実は生きてるとか死んだのが嘘だとかループするとか復活するとか一切ありません。 「そろそろチョコの話がなにかくるだろう」と考えながら毎巻読んでいましたが7巻までゼロです皆無です。

2巻の終わりでハルがデッドスポットをなんだかスゴイチカラで倒した時にオレツエー系になってしまわないかが 心配だったのですが、3巻冒頭ですぐにフォローし実際、2巻以降は大事な場面で必ず「線」が視える必殺技のようにはなっていません。 大事なところでも視えるけど、大事なところで視えない、どうでもいいところでも視える、どうでもいいところでも視えない、 ランダムに起こしていてそこがいいなと思っています。

4巻

最も出落ち(気分が落ち込む意味で)する巻です。3巻はチョコがかなり明示的な死を迎えるため、3巻引きの モグゾーは案外生きているのではないかと予想(期待)していました。なので4巻冒頭でモグゾーが大丈夫大丈夫と 立ち上がって僕も大丈夫になりました。1ページすら保たずに裏切られました。全然大丈夫じゃねぇよ……。

4巻はその後メリイに色目を使うドグサレ野郎クザクがパーティーに入ります。主人公視点によるシンクロ(誘導)もあり、 個人的な黒歴史もあり、これ以降僕はクザク氏ねと念じ続けることになります。

5巻

最もさらっと読んだ巻です。というのも5巻および次の6巻はあまり内容を覚えていません。 4巻時点ではメリイにはその気がないと安心できたのに、5巻から「あれ…これひょっとしたらクザクと メリイくっついた…? えっ うそでしょ えっ」と思わせるシーンを小刻みに挟んできたからです。 憎たらしいことにあえて戦闘描写の単なる配置やセリフ順でもメリイとクザクの関係を意識させてきます。 もう気が気じゃなくなってきます。一刻も早くメリイはクザクに気がないことが明示される文章が欲しくて ぶっちゃけ斜め読みです。でも疑惑は深まるばかり。もうだめだ……orz

6巻

最も心臓が痛かった巻です。一刻も早くメリイがクザクを振るシーンが見たい僕はカラー口絵を見て 瀕死です。それでも一縷の望みに賭けて読み進めるのですがどんどん状況が悪くなっていきます。 もうだめだ。いっそ介錯してくれ。もうメリイの口からクザクルートに入ったと言ってくれ……と 実生活に影響を及ぼすほどのダメージが蓄積していきます。

7巻

最も盛り上がった巻です。

この巻でついに「クザクはメリイの彼氏なの」問題に決着がつきます。 クザクはメリイに振られたと話します。あっ、あーーそうなん!?へー、へーー。うんうん、ふーん。 いやークザクは本当にいいやつなんだけどなぁ、そっかー振られちゃったかー。いやー残念だったね、でも元気だしなよ!!(肩バン

やはりハルメリこそ本道であると確信し、心臓の痛みが治まりこれ以降物語をまともに読むことができるようになります。 体に活力が戻り世界に光が溢れ天に拳を突き出して細く泣きました。実話です。

7巻はDASH島編も良かったですが、やはりソウマのメッセージからの展開、グリムガルに帰るという方針にギアが入ってからの 真っ直ぐ最短右ストレートがいい。最終章は本当に良かった。ハルが1対1で強敵と戦って 勝つというのは2巻のデッドスポット以来ではないでしょうか。いや、デッドスポットの場合は最後のトドメ以外 仲間と共に戦っていたので、最初から最後まで1対1で戦ったのは初めてであり、そして最後ではないかと思います。

この前後のハルの思考がたまらないんですよね。どわぁあああああって流れてる感じ。読んでて脳をぎゅんぎゅん流れるのがもう最高。 絶望堕ちしてから立ち上がるのがまた最高。

からのグリムガル帰還、生きていた仲間たち、ぐぁあああああぁぁぁ面白いいいいいいいい。

全巻読んでからの再び全体感想

リーダーって大変だよね……本当にね……。 すごいよハルヒロは。僕には真似できないよ。

自分とメンバーの身の丈を計り間違えない。
チームのために個としての感情を制御する。
仲間のためには上位者にも異を唱える。

どれもリーダーとしては基本かもしれないけど、できないんだって。 「普通」はできないんだって。だからさぁ、そろそろハルも気づいてよ。 自分がすげぇやつなんだって。